シルクラブは『まぶし』

美しい絹糸を吐くお蚕がつくり手。
そのお蚕に桑の葉を与えるのがお客様。
シルクラブは、そのお蚕が糸を吐き
繭を作るときの足がかりとしての空間、まぶしのような存在でありたい。

西村重博

シルクラブとは


山田屋呉服店三代目、先代の西村重博は、あまりにもつくり手とお客様との出会いの場が少ない呉服業界において、お客様と作り手が直接出会える場をつくりたいと、1988年に山田屋呉服店の隣にシルクラブの空間を完成させました。シルクラブを建てるにあたり、多くの方々のご協力とお知恵をお借りいたしました。特に、『型絵染』重要無形文化財保持者、鎌倉芳太郎先生、伊勢丹研究所の安田丈一先生、元国立博物館染織室長、山邊知行先生、『江戸小紋』重要無形文化財保持者、小宮康孝先生には多大なご指導を賜りました。

 

こちらに先代、西村重博が昭和61年にシルクラブをつくるにあたり、シルクラブとは何かを記した文章がございます。
よろしければごらんください。>>>

 

シルクラブの名称は、Silk (絹)とLaboratory (実験室)とを組み合わせた造語で、年間を通じて着物だけでなく、国内外の染織品、美術品、工芸品などの会を企画しご紹介しております。また、能舞台ではウイーンフィル、ベルリンフィルをはじめ、いろいろな音楽会・演劇・能などの会も開催し、地下の80名収容できるホールでは、講演会をはじめ、映画会などもいたしております。
館内には、染織に関する本が多くあり、ご自由にご覧いただけます。個展などの時の遠方からの作り手のかたの為に宿泊施設も完備しております。
平成19年、西村重博の他界により次女、西村花子が店主として企画、運営をしております。

店主より

 

シルクラブの春。蛙が池にやってきて鳴きだし、夏は夕立に雨上がりの土の匂いがします。秋には白樺の黄金色の種がいっせいに空に舞い、冬の朝は鎖の竪樋に宝石のような氷が光ります。

特に変わったおもてなしはできませんが、毎日変わることなくやわらかな気持ちでお客様をお迎えし、
シルクラブの着物や染織品の世界を、ゆったりご覧いただけるように心がけております。
悉皆、昔のお着物のお染め替えなどをいろいろお話ししながら承るのも、とても好きな時間です。

祖母や両親に着物を選んでもらった時間は、今も懐かしく思い出されます。
大正生まれの帯屋さんがいろいろあてて
「ようおうつりになりますなぁ」と幼い私に言ってくださいました。
あの嬉しかった気持ちを、皆さまとご一緒できたらと思います。

お一人お一人とゆっくりお話をさせていただきたく、催事以外のご来店はご予約をお願いしています。

四季のシルクラブへ、皆さまを心よりお待ち申し上げます。

 

 

シルクラブ 中野山田屋 西村花子

 

シルクラブの建築について   

 
地上2階、地下1階の建物内に、能舞台、地下の映像ルーム、茶室などがございます。建物の随所には、様々な繭の意匠が用いられています。繭を大切にしているのは、初代・西村重治の父、清八が上州と信州の繭を買い受け、横浜に送り出す仕事に携わっていたことによります。
佐藤明氏による設計、水澤工務店施工の建物で平成元年に完成しました。
シルクラブのロゴは、佐藤明氏が繭を描いた中に、花造形作家・中川幸夫氏にシルクの書をお願いしました。当時多摩美の学生であった佐藤可士和氏(佐藤明氏ご子息)にロゴのsilklab.88の配置をお願いしています。

 

社名 株式会社 山田屋

代表取締役 西村花子

所在地 165−0025 東京都中野区沼袋2−30−4

電話 03−3389−4301

FAX 03−3387−8888

事業内容 1、オリジナルブランド製品の企画、製造、販売
     2、呉服、国内外の染織品、工芸品の販売 

 

 

中野山田屋とは
 

明治生まれの初代西村重治が所沢の山田屋呉服店から、暖簾分けしていただき独立、中野坂上に店を構えたのが、シルクラブの母体である山田屋呉服店の始まりです。その後、強制疎開により中野区の沼袋に店を移しました。
現在、地域に根ざした呉服の販売、和装小物、お着物のお手入れなどを承っております。また着付け教室もいたしております。
初代よりの家訓である『商人は爪をのばすな』つまり、爪をのばし大きく利益をかき集めず、皆様に喜んでいただけるような適正な価格での商いを常に心がけております。



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