山口源兵衛氏の講演会、短編ドキュメンタリー「いのちの被膜」(会期中毎日)。どちらも大変貴重な機会です。ぜひお出かけください。

誉田屋源兵衛展
会期 2024年 9月21日(土)から29日(日)
会場 シルクラブ中野山田屋
住所 東京都中野区沼袋2-30-4 03-3389-4301

○講演会 9月21日土 14時~
誉田屋十代目 山口源兵衛氏
「いのちの被膜」

○映画上映会 会期中14時から
短編ドキュメンタリー『いのちの被膜』
制作 山口源兵衛/松井至

○特別公開
誉田屋源兵衛作/大獅子図(竹内栖鳳)
顔の一部にはライオンのたてがみが使われています。

○カフェ 二階のカフェにてお菓子とお飲み物をお楽しみください。

秋を経て蝶も舐めるや菊の露 芭蕉
重陽。
夏を過ぎ、命を終えつつある秋の蝶も菊の露を求めるのでしょうか。 秋、誉田屋の帯の世界展。
素晴らしい作品が届いております。 今回は誉田屋十代目、山口源兵衛氏の収集した昔の子供の衣を元につくられた「いのちの被膜」という映像も併せてご覧ください。 源兵衛氏が一着一着、⾐が経た歴史を読みこんでいきます。母親が⼀刺し⼀刺し縫った着物、痛くないようにと親指の部分に厚く刺し子が施されている足袋、魔がはいりこまないようにとの思いの背守りのついた着物。そこに宿る何かをを感じます。 母親、まわりの人間の、子供に幸せを願う気持ちが繭のように愛おしい子を包み、いわば、思いが形となったのが当時の「衣」だったのでしょう。 源兵衛氏に初めてお会いした二十代の頃に「帯はものではない、精神である」と言われました。
一帯は人を守るもの一
ただ身につけるものだと思っていた私にとって、それはただ驚きしかでしかありませんでした。 「いのちの被膜」という映像をご覧いただき、誉田屋源兵衛のものづくりに一貫する精神を感じていただけたら幸いです。 皆様のご来場をお待ち申し上げます。

シルクラブ 店主拝

出品作品 袋帯 名古屋帯 角帯 訪問着 付下げ 色無地 
表紙  プラチナ 万華郷
裏 袋帯/若冲八重菊 付下/蝶々

誉田屋源兵衛とは
京都に280余年続く帯匠。ロンドンのビクトリア&アルバート美術館にも現代作られた帯では初めて作品が収蔵されている。

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